今日から,新しい論文に移ってしまった。。。大目に見てください。
ということで,今回の論文は,
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Mayer,R.E., Sims, V.K.(1994)
For Whom is a picture worth a thousand words?
Extensions of a dual-coding theory of multimedia learning.
Journal of Educational Psychology, 86, 389-401
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前回の本の著者の Mayer氏の論文です。
Dual-Code Theory ですが,日本語に訳すと,二重符号化理論となるけど,なんだか,余計イメージしにくくなるので,そのまま,Dual-Code Theory を使おうと思います。
それでは,始めます。
教育におけるテクノロジーの進歩にも関わらず,コンピュータベースの絵と言葉を使った教育をどのようにデザインしたらよいかに関する研究をベースとした理論が不足しているように思われる。
その教育におけるテクノロジーと理論のギャップを縮めるために,
「どの程度,個人差が,視覚と言語を使った教授による学習に影響を与えているか」
を調べました。特に,学習者の空間認知能力の学習における役割を特定することが目標です。
多くの研究による証拠が,テキストと絵を同時に提示することは,学習に影響を与えることを示しています。さらに,コンピュータベースにおいても,アニメーションは,視覚をベースとした情報を学習者に提示する強力なメディアであることも示されています。
それでは,Dual-Code Theoryについて述べた後,
1)contiguity effect :
近接効果
2)the role of experience in the contiguity effect :
近接効果における学習経験の役割
3)the role of ability in the contiguity effect :
近接効果における「能力」の役割
4)the role of spatial ability in learning :
学習における空間認知能力の役割
の4つを考えていきます。
5/04/2009
第1話 マルチメディア学習の二重符号化理論
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